これは孟子の言葉です。
チャンスに恵まれても地の利を活かした戦略にはかなわない、その地の利も人の団結力にはかなわない。
NHK大河ドラマ「天地人」は、この最初の文字をとったものですが、このドラマで織田信長は「天の時」と「地の利」を味方に付けながら、「人の和」で失敗したとしています。
また、 名君と誉れ高い薩摩藩主・島津斉彬は、この言葉を好んでいたといわれています。
斉彬は下級武士だった西郷隆盛を取り立てました。
身分よりも「人」そのものこそ大事と考えていたのです。
ご承知のとおり、その後、西郷は明治維新の立て役者となるわけですが、斉彬の人を見る目が今の日本の礎を築いたともいえるのではないでしょうか。
どんなに経営者が優秀で優れた戦略をたてたとしても、それを遂行するのは社員です。
社員を育てていない会社や社員のモチベーションアップを図れない会社は競争に勝つことはできません。
業績が伸びない原因、実は労務管理戦略にあるのでは?